新宿末廣亭 七月下席

 

先週の土曜日に人生で初めて寄席に行ってきた。

新宿の末廣亭で大人1名3,000円、時間にして約4時間楽しめた。ちなみに昼夜入れ替えなしとのことなので、昼の部と夜の部(約8時間)を一気に楽しむことも可能のようだ。

 

この寄席で驚いたのは、噺家の人の上手さと会場の一体感だ。

落語というのは定番のお話が多い。そのお話は昔からのものなので、内容や口調が昔風で簡単に理解できない部分があった。それにもかかわらず、人を惹きつける話し方や複数人の演じ分けのレベルが高く、結果的に内容も頭に入ってくるし面白いと感じてしまうのだった。

 

どの方の落語も良かったが、長講とされていた柳亭小痴楽さんのお話が個人的に一番印象に残った。旅の3人衆、宿の主人、侍と登場人物が多かったのだが、人の切り替えが自然だったし演技力もすごかった。また、それを会場の人全員が楽しんでいる雰囲気を含めTVや動画で味わえない体験ができた。